1. 導入:2006年、コンビニに現れた「オーパーツ」
2006年、全国のコンビニの棚に、突如として異彩を放つプロダクトが現れたのを覚えているでしょうか。
サントリーが放った『ファイナルファンタジー(FF)』とのコラボ飲料「ポーション」です。
既存の飲料のラベルを貼り替えるだけの現代的なコラボとは違い、あの頃のポーションには、作り手の異常なまでの情熱と「毒気」が宿っていました。
【清涼飲料水?】「青いハーブティー」という建前と、喉を焼く本音
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分類: 清涼飲料水
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液色: 鮮やかな、不気味なまでの「青」
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主な成分: 大豆ペプチド、ローヤルゼリー、ハーブ(エルダー、カモミール、セージ、タイムなど10種類)
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価格: 通常版 191円 / プレミアム版 600円(※当時の価格)
「清涼飲料水」というラベルの裏側 コンビニの棚では「清涼飲料水」という爽やかなジャンルに分類されていましたが、その実態は「10種類のハーブを煮詰めた魔女のスープ」に近い代物でした。
一般的に「清涼飲料水」と聞けば、コーラやサイダーのような「喉を潤す爽快感」を期待するはず。
しかし、ポーションが提供したのは「喉を突き刺す薬草の刺激」でした。
一口飲めば、鼻から抜けるのは強烈なセージとタイムの香り。
さらに後味として残る大豆ペプチドの独特なエグみ。
「ゴクゴク飲む」なんて到底不可能で、当時の掲示板では『回復するためにダメージを負う飲み物』とまで称されたんだ…
衝撃1:あえて「不味い」ことが正解だった?――「回復薬」のリアリティ
発売直後、ネット上を席巻したのは味に対する「困惑」でした。
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液体のど飴のような風味
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太田胃散(胃薬)を炭酸で割ったようなハーブ臭
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オロナミンCを不味くした感じ
しかし、この清涼飲料水らしからぬ味こそが、ファンにとっては「これこそ回復薬だ!」という説得力になったんだ!
衝撃2:瓶の「蓋」こそが本体?――ファングッズとしての執念
ポーションが「聖遺物」として扱われた理由は、その容器への異常な執着にあるゾイ。
特にプレミアム版に付属したプラスチック製キャップ。掲示板の住人たちが「瓶に付ける頭が本体だった」と語るように、飲み終えた後の空き瓶は捨てられない宝物になったんだゾイ。
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人気の格差: 丸いタイプのキャップは敬遠され、装飾的なカッコイイタイプに人気が集中。
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所有欲: 100円ショップのライトの上に置いて、青く光らせて悦に浸るのが当時のジャスティスだったゾイwww
衝撃3:FF13のポーション販売-洗練されて失われた「あの頃の毒々しさ」
数年後、『FF13』などで登場したエリクサーやポーションは「グレープフルーツ味」などの飲みやすい味に進化しました。
だが、古参ファンは冷ややかだった…
「普通に美味しくて、なんか違う」
あの「青色2号」を思わせる毒々しい色と、喉を焼く刺激。あれこそが虚構を現実に引きずり出す「スパイス」だったんだ。
洗練という名のエッジの喪失は、ファンにとっては寂しさでもあったんだ。
衝撃4:コミュニティが生んだ「ポーション・伝説」
ポーションは、当時のネット文化を象徴する「ネタ」の宝庫でした。
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馬犬氏の「ハイポーション」: ニコニコ動画黎明期、乾燥剤(!)まで煮込んだあの伝説の動画。真似しちゃダメだゾイ!
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アンデッド判定: 風邪を引いた友人に送り、「体調が悪くなった」と言われれば「お前アンデッドだったんだな」と返すのがお決まりのジョーク。
ゲームのルールを現実にハックする遊びのハブとして、ポーションは完璧に機能していたゾイ。
結論:ポーションが教えてくれた「遊び心」の価値
今のコラボ商品は、効率化の波に呑まれ、パッケージを変えるだけの手軽なものばかり。
だからこそ、専用の瓶を設計し、物議を醸す味を開発し、ファンに「不味い!でもこれがいい!」と言わせた当時のポーションは、尊いほどに異常だったんだ!
「もし今、あなたの目の前にあの青い液体が現れたら。あなたは、あの日と同じように迷わずその蓋を開けるだろうか?」
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